高校球児に対する「冬季トレーニング講習会」を開催しました
2023年11月20日(月)、わかさスタジアム京都で日本新薬硬式野球部員(以下、硬式野球部員)が高校球児(以下、球児)に実技指導をする「冬季トレーニング講習会」を行いました。
このイベントは、球児の技術や意識の向上を目的として京都府高校野球連盟が主催するもので、今年で73回目となりました。講習会には京都府下76校から指導者やマネージャーを含めて350名以上が参加しました。球児は社会人野球で活躍する硬式野球部員からのアドバイスに熱心に耳を傾け、指導されたことをすぐに実践しようとする姿がとても印象的でした。 また、当日は野球の実技指導だけでなく、京都府医科学サポートチームによるメディカルチェックや京都府野球連盟によるマネージャー研修も行われ、関係者にとっても充実した一日となりました。
午前中は10組のグループに分かれて、打撃練習を行いました。硬式野球部員によるデモンストレーションでは、ホームランを連発する打撃に、スタンドで観戦していた球児や保護者から拍手と歓声が沸き起こりました。そして球児の打撃フォームを一人ひとり丁寧に指導し、打撃を実践しました。出番を待っている球児には、硬式野球部員から積極的にコミュニケーションを取り、緊張している球児たちがリラックスして練習に取り組むことができる環境づくりを心掛けました。その成果もあり、緊張していた球児も教わった通りに打球を遠くへ飛ばすことができた時には、自然と笑みがこぼれていました。
午後はポジションごとに分かれて、守備練習を行いました。投手はピッチングやフィールディング、捕手はキャッチングやブロック、野手はグラブさばきや送球など、具体的な基礎指導を行いました。球児全体のシートノックでは、松村監督も自らノックを打ち、技術指導のみならず、声を出して球児を盛り立てていました。
日本新薬硬式野球部員にとっても、基本動作を高校球児に伝えることにより、基本練習の大事さを自ら再認識できる素晴らしい講習会となりました。